2014年2月19日水曜日

1週遅れのレポート…。能蔵院で、火渡りぃ~!

雪、また雪…で、自然のやさしさではなく、自然の厳しさを感じさせられる日々です。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
どこで、どんなふうに、このブログを読んでくださっているのでしょう?

ゲルソン療法のお仕事で協力をいただいている知人、アメリカのコネチカット州にいるのですが、彼女の最近のメールもやはり、「昨晩どっさり雪が降り、今朝またそれが増えていた。春が待ち遠しい!」、という内容です。

私は先週、栃木県宇都宮市へ、ゲルソン療法の講義を担当するため出かけてきたのですが、行きはヨイヨイ、帰りは「通行止め」で、帰れなくなりました(泣)。
宇都宮出張のことは、次回のブログでご報告させていただきます。

さて、1週間前の南房総・千倉。
建国記念の日の祝日は、寺子屋プラーナやヨガでお世話になっている真言宗のお寺、青龍山・能蔵院で、「柴灯護摩(さいとうごま)&火渡り行」イベントのお手伝いをしてきました。
お手伝いに参加させていただくのは、昨年にひきつづき2回目。

このイベントで行われる行の正式名は、「柴灯護摩供」、「火生三昧耶法」(かしょうさんまやほう)というのだそうで、真言密教の秘法。修業の一つです。

「柴灯護摩」は、野外に薪で壇を作り、山伏たちが天地宇宙の諸仏、諸神を迎え、ご本尊である飯綱大権現(いづなだいごんげん-不動明王が姿を変えた仏)の智慧の炎により煩悩を焼き清め、皆の願いを清浄なるものにし、緒願成就を祈念するもの。

「火渡り行」で執り行われるは、正式には「火生三昧耶法」といい、心を静めて一つのことに集中し、身体から智慧の炎を生じるような状態をいいます。柴灯護摩の大法炎を渡ることにより、この修行を行い、一年間の無病息災・除災招福を願います。

会場では、こんな感じで準備が整えられていました。
これを燃やして、上を裸足で渡るのです。

雪がちらつく日でしたが、南房総・千倉では、もう、早咲きの桜が!

となると、もちろん梅も!
私が所属したお手伝いの担当場所。
お守りやお札を販売するコーナー。
コンサート会場のグッズ売り場のような、和気あいあいとした感じでした。

左から、カメラマンでサーファーの金沢さん。夫殿。数年前にお店をたたんでしまった松井堂パンの松井さん。日本画家の大古瀬さん。
 さあ、そろそろ始ります。
能蔵院の長老、星正芳さん。
星さんから真言宗のお話をお聞きしていると、楽しく興味深いお話が止まらないのです。
この日の司会、進行を務めるのは、芳蓮さん。
千葉市でプラーナ・ヨガ・セッションルームを主宰する、ヨガの先生でもあります。
(寒いけど頑張って~、と見守る私達。)
さ、火渡り希望者が集まってきました。
お守り売り場も賑やかに~。
「山伏問答」スタート!
柴灯護摩供を行うにあたり、修験道とは何かを問答します。

お集まりの山伏スタイルのかたがたは、修行を積んでいらっしゃる僧侶さんたちです。
まだかな、まだかな?

護摩壇に青龍山の霊水を注ぎ、護摩壇を清める作法を行う住職、星芳隆さん。
…その裏では、今年の年女であるお友達、ゆき姉さんが裃(かみしも)を着けて火渡りの準備中。

変身!っていう感じ。
火渡りは裸足ですから、皆さんこんな感じで順番待ちです。
渡る直前には、住職が1人ずつ祈祷をしてくださいます。
これをズラリ並んでいる人たち全員に、全身全霊で行ってくださるのですから、有難いなぁと思うのです。

もちろん、私も最後の方に、ご祈祷していただきました。
火渡りも!
ゆき姉さんも、渡ります。

 足元は、こんな感じ。
渡り終わると、 長老から再びご祈祷いただきます。
順番待ちも、 なかなか楽しい。
と、おみくじコーナーに群がるこどもたち。

「小吉って、いいのぉ?」

…難しい質問。
あとで、住職に聞いてね(汗)。
どんどん盛り上がる火渡り行。

すべてが無事終了すると、権現堂におられる飯綱大権現様に、山伏たちが御礼とご報告をします。
お疲れ様でした。









さて、今年も火渡り終了で、翌日は、つくば→宇都宮への出張となりました。
そして、雪で帰って来られなくなったのです。(つづく)